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日本刀の価値を下げないためには日頃のお手入れが肝心

日本刀の価値を下げないためには日頃のお手入れが肝心

日本刀は鉄でできているため、手入れを怠ると錆びてしまったり、鞘や柄から取り出せなくなったりするなどして価値が下がってしまう恐れがあります。こうしたことを防ぐためには、日頃から手入れをすることが大切です。日本刀の手入れは三ヶ月に一度行うことが理想的で、必要な道具は目釘抜きと丁子油、拭紙、打粉そしてネル布です。まず刀の目釘を抜いたら刀を鞘から抜き、柄に続いて鎺(はばき)を外します。次に拭紙で古い油や汚れを取り除きますが、これを下拭いと言います。そして刀の表から裏へ、ムラなく平らにポンポンと軽くたたいて打粉をかけます。その後、再度拭紙で下拭いと同じ要領で拭います。拭い終えたら錆の有無や疵(きず)などがないかを確かめ、水で洗ったネル布(または油塗紙)をたたんで、新しい油をつけて刀に塗っていきます。薄くムラなく、平らに塗ることを意識しましょう。最後に、初めと反対の方法で刀をもとに戻して完成です。慣れれば数分でできるほどの作業ですので、日頃から意識して行ってみてください。

日本刀の鑑定で注目しておきたいポイントはどこか

日本刀の鑑定する際のポイントはいくつかありますが、特に注目したいのは在銘か無銘なのかです。銘とは刀の製作者のサインのようなもので、それを見ることで誰が作ったものなのかを調べることができます。その日本刀の価値を決める部分であるため非常に重要視されます。在銘の場合はそれが正しいものであるかをチェックします。製作者や国、それから流派等が、その刀に記された銘と正しくマッチしているのかを確認していきます。なお、無銘の場合はまず銘を突き止める作業から行います。ものに特殊なライトを当てて、紋章を確認しながら国や流派それから製作者等を調べていきます。銘を突き止めたあとは刀装のチェックやランク付けを行います。刀装とは柄や鞘のことなのですが、この状態も鑑定結果に大きく影響します。そうして様々な点から日本刀を観察することで、刀の価値を決めていくことなるのです。ランクはなまくらから最上大業物まであり、価値に大きな違いがあります。

日本刀に関する情報サイト
職人の逸品 日本刀

日本刀とは、日本の歴史的価値のある物であり、文化芸術作品でもあるんです。その昔は各家庭で和室の床の間に飾って鑑賞することも多かったのですが、昨今ではコレクターだけが珍重するものとなりました。しかしコレクター界では高値で取引されていて、資産価値のある物です。当サイトでは刀の豆知識や役立つ情報をご消化していきます。自宅に不要な刀があるのであれば、買取業者に買い取ってもらうことも検討すると良いです。高額査定のポイントもご紹介します。

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